熊本で震度7の大地震のニュース。被災された皆さまに心よりお見舞い申し上げます。一日も早く救助・復旧が進み、安心して日常を取り戻されることを願っています。

大きな地震の報に接すると、私はいつも、まず阪神・淡路大震災のことを思い出します。当時高校生だった私は、大阪の自宅で5:46の揺れに遭いました。早朝から受験勉強をしていた時のことです。テレビに映る神戸の街の姿に言葉を失い、学校では連絡の取れない生徒もいました。「当たり前の日常」が一瞬で失われる恐怖を知った、最初の出来事でした。

そして先日、高校時代の同級生が急性心不全で突然亡くなったという知らせが入りました。同世代の友人との早すぎる別れは、「明日が当たり前に訪れるとは限らない」 という現実を、改めて突きつけてきました。

災害も人生も、私たちは未来を完全に予測することはできません。リスクを予測し備えることはできても、今日という時間を巻き戻すことは不可能です。

AIがどれほど進化し、私たちの仕事や暮らしが便利になっても、「大切な人と同じ時間を過ごし、相手を思い、喜びや悲しみを分かち合うこと」は、人にしかできません。

当たり前ではない今日だからこそ、大切な人に「ありがとう」と伝える。一緒に笑う。そんな何気ない時間こそが、人生で最も豊かな時間なのかもしれません。

資産形成は、人生をより豊かにするための手段です。その先にある「本当の豊かさ」とは何か。その問いを改めて胸に刻みながら、一日一日を大切に積み重ねていきたいと思う朝でした。