もうすぐ休刊になるFOCUSを開くと、昭和天皇と本田宗一郎が1965年と1984年にF1グランプリで優勝したホンダのレーシング・カーの前で写っている写真が載っていました。撮影されたのは1985年ということですが、当時日本の車がF1で優勝することは天皇陛下が関心を持っても不自然でないと思えるようなことだったのでしょうか?そのような夢を持った企業は強いと思います。社員が皆その夢に向かって力を合わせて行きますから。どのような「夢」がその企業にとって最良の夢かということは時代とともに変わって行くのでしょう。元F1レーサーの鈴木亜久里さんは、今ならF1で優勝することよりもアシモ(2足歩行ロボット)でヒマラヤ単独登頂を目指すことの方がホンダらしいのではないか、とどこかの雑誌で言われていましたが蓋し名言です。私もマネックスにとっての最良の夢、方向をしっかりと設定して行きたいといつも思っています。