米東部時間の21日夜(日本時間22日午前)、トランプ米大統領がイランの核施設を攻撃したと発表しました。市場では地政学リスクの上昇により投資家のリスク回避姿勢が強まる一方で、防衛関連銘柄への資金流入が意識されます。

S&P500株価指数においても、防衛関連企業を中心とする「航空宇宙・防衛」セクターは相対的な強さを見せており、年初来で大きく上昇している銘柄も散見されます。とくに、ハウメット・エアロスペース[HWM]は年初来で+58.5%の急騰、GE エアロスペース[GE]も+43.5%の高パフォーマンスとなっています。

そこで今回は、こうした局面で注目が集まる「航空宇宙・防衛」セクターに分類されている銘柄の中から、S&P500株価指数に採用されている12社を紹介します。

リストには、ロッキード・マーチン[LMT]やボーイング[BA]、ノースロップ・グラマン[NOC]、ゼネラル・ダイナミックス[GD]など、米国を代表する防衛・航空大手が名を連ねています。

足元では相場全体が神経質な展開となる中、防衛関連株は地政学リスクへの備えとして再び注目を集める可能性があります。今後の市場の変動リスクを意識した資産配分の一環として、航空宇宙・防衛関連株をポートフォリオに加える選択肢も考えられるでしょう。

S&P500株価指数構成銘柄の「航空宇宙・防衛」セクターの企業(時価総額降順)はこちらからチェック