早くも5月になりましたね。ゴールデンウィーク、いかがお過ごしでしょうか?
私はカレンダー通りに仕事をしていますが、「昭和の日」の4月29日、実家の用事で大阪に帰省しました。久しぶりの新大阪駅は人であふれ、まさに活気そのもの。大阪・関西万博の影響でしょうか。建設費の増加や準備の遅れなどの報道もあり、チケットが余っているという噂を耳にしていましたが、現地はかなり賑わっているようです。平日・休日問わず混雑しているとのことで、展示の充実ぶりに「一日では回りきれない」という声も。個人的には「大屋根リング」にはぜひ登ってみたいですね。具体的な予定はまだ立てていませんが、自分が育った土地での大きなイベント、どこかで足を運びたいと思っています。それまでにおすすめ情報を集めておかなくては!
ところで、4月29日が「昭和の日」であるのに対し、「平成の日」や「令和の日」はなぜ存在しないのだろう…?と、ふと考えました。昭和生まれの私にとって、昭和という時代は懐かしく、そして少し遠くなりつつある存在です。もともとこの日は「天皇誕生日」→「みどりの日」→「昭和の日」と変遷してきました。現在は「昭和の時代を顧み、国の将来に思いをいたす日」とされているそうです。
私にとっての「昭和」は、小学5年生まで。スケバン刑事に憧れてヨーヨーを練習したり、小学校の裏山に秘密基地を作って「探偵」(「どろけい」/「けいどろ」のこと)に夢中になっていた日々。毎日、外で遊びまわっていました。なぜか消しゴムやテレフォンカードを集めることにもハマっていましたが、あれらは一体どこにいったんでしょう(笑)。今見ると、当時のバラエティ番組には驚く内容も多いですが、それもまた、高度経済成長からバブル期に至る「昭和」という物語の一部だったのかもしれません。
今回、実家に帰ったこともあり、自然と当時の記憶がよみがえり、あの昭和の日々をしみじみと思い返しました。一方で、「平成」はつい最近まで続いていた時代ですし、「令和」は今まさに私たちが生きている時間です。社会全体として「振り返るにはまだ早い」と感じているのかもしれませんね。また、昭和のように歴史や文化が一つの物語としてまとまり切っていないという側面もあるのかもしれません。もちろん、祝日を増やすには法改正が必要ですし、簡単な話ではありません。でも、いつか「平成の日」ができる時がくるのでしょうか。そのためには、私たち自身が「平成とはどんな時代だったのか」を明確に語っていく必要がありそうです。
とはいえ、私は今、「振り返る」よりも「前を向く」ことに重きを置きたいと感じています。人口減少、社会の変化、不透明な未来。令和の時代は課題も多いですが、それだけに、どう幸せに生きていくかを考える意義も大きい。幸せに生きるヒントは「つながり」の中にあるように思います。個人の夢や自己実現も大切だけれど、人との関係や支えあいの中でこそ、豊かさは生まれるのではないかと。懐かしい昭和の思い出に心が温まると同時に、いまを生き、これからを考える時間にもなりました。 あの日々を胸に、令和という時代を、しっかりと見つめて歩んでいきたいと思います。