金曜日に<来年の見通し①>なるつぶやきで、アメリカのインフレ、金利、株価の見通しについて書き、為替はどうなるか分かりにくい、日本株はポジティブ、でもまた見通し②で書きます、などと書いていたら、早速今日、ドル円は4円ほど動いてしまいました。そうなんです、為替は分かりにくいのです。

日本の経済は巨大なので、円安に行き過ぎれば競争力が付いて、それ以上円安に行きにくくなります。そこにいきなり忘れた頃に金利上昇の幅を許したので、ドカンとマーケットは反応した、そういうことでしょう。他の国が利上げ幅を縮め始めた頃に、反対に利上げ容認を始めた訳ですから、これは効きます。しかし来年の見通しはどうかとなると、これはまた難しい。

基本的にアメリカのインフレ・高金利プレッシャーの方が強く・長く続くでしょうから、円高にも中々行きにくい。従って為替はどうしてもレンジの中に入るのではないでしょうか?為替は、流動性は高く、コストは低く、情報は多くの人に公平で、トレーディングするには最適なマーケットだと思いますが、方向性が掴みにくいので、資産形成の観点からは、なるべく為替に対してニュートラル、即ちドル建て資産も円建て資産も相当量持つ必要があると考えています。

あとは日本株に関する見通しですね。これは「思い」もあるので、見通し③で書きたいと思います。