鎌倉殿(大河ドラマ)も終わりました。ワールドカップも終わりました。なんか「ロス」感があります。それが年末感と相俟って、年末の雰囲気を増やします。そして毎年々々この日に来る、私の個人的な行事もあり、それは何十年も必ず年末に来るので、否応なしに年末であることを再確認します。加えて今朝(の東京)は寒かった!
これら様々な年末感要素の中で、私の心に一番刺さっているのは、実は鎌倉殿の最後の場面です。もちろん日本チームが決勝戦に行ったら、ワールドカップが最大の出来事だったと思うのですが、現金なもので、折角ドバイまで観戦に行ける用意を一旦したのですが、それらは全てアンワインドし、マインドシェア的には、一生の間で初めて皆勤賞で一年間見た大河ドラマ、鎌倉殿13人のラストが、心に残りました。
北条義時が生き延びようと床にこぼれた薬をすするために這ってくる。すする直前に北条政子がそれを着物の裾で拭き取ってしまう。義時、苦しみながら、しかし最後はどこかに穏やかな表情もまじえて、絶命。と云うかいきなり「終」の黒い画面が出て終了したので、絶命したと推察されました。余韻を噛みしめる間もなくストンと幕が下りる様子は、市川崑の映画のラストシーンのようでもあり、どこかで見たことがあるような手であるとも思ったのですが、その手にまんまと気持ち良く引っ掛かり、後からじわじわ余韻を感じています。年末に味わうのに適した余韻だと思いました。
今日は<来年の見通し②>を書こうと思っていたのですが、週末に心に残ることがあったので、つぶやかせていただきました。