ドイツのショルツ首相の中国訪問、経営者に対する処分のあり方、40年介護の末の行動。先週は色々と思わせられる事件が多くありました。ちょっと前になりますが、中国共産党の党規約改定がほとんど行われず、習近平は人事は勝ち取ったがそれ以外では大きな抵抗にあって思うように進めなかったのでは?という話もあり、考えるべきテーマに事欠かない日々です。
極めて端的にコメントすると、ドイツ経済の中国依存はもうどうしようもないくらい高いということを痛感させられ、やはり衣食足りて礼節を知る、経済というものがあまりにも重要であることを再確認したのと、経営者にただ働きで問題解決に当たらせるというのはあまりにも不思議な日本で、世界には理解できないのではないかということと、介護する夫婦の問題は本当に切ない、ということと、中国の件は評価するにはまだ早計で、今後どのようなタイミングで習近平化が更に進むかを注意して見なければいけない、ということになりますでしょうか。
目の前ではこのように目まぐるしく様々なことが起きていますが、この週末は大学入学時の同級生と、入学40周年記念の熱海小旅行に行ったのですが、この面々の千年一日の如くの無変化もまた、印象深いものでした。40年経っていますから、もちろん皆変化しているのですが(特に外形)、声と喋り方は全く変わっていないのが、面白いほどでした。そしてそれ以上に驚きだったのが、2次会で飲んだくれながら車座になって議論している時の、それぞれのポジション。誰が問題提起し、誰が常識的で深い考察を示し、誰が浅はかながらもチャレンジし、誰がチャチャを入れるか。そして誰が議長役か。これが全く変わっていないように思えたのが、とても興味深かったです。
三つ子の魂百まで、とはよく云ったもので、学生時代の友人とのダイナミズムは、人生にとって本当に大切なのだとつくづく思いました。友達は大切にしていきたいと思います!