週末に、由があり永平寺に行きました。小松空港を降りてちょっと行った海岸で空と海を眺めるとF15戦闘機が轟音を立てて何機も飛んでいき、東尋坊近くの海岸に出るとハングルや中国語の書かれた(ベトナム語もありました)ポリ容器などが普通にいくつも打ち上げられていて、前方1万キロ近くだたっぴろい海しかない太平洋側と、すぐ目の前に外国がある日本海側とでは、昔から国土や地理に対する感覚が違うのだろうなぁ、と感じました。
東尋坊の柱状節理は、1200~1300万年前の火山活動で作られた険しい地形ですが、太平洋側はプレートテクトニクスで長い時間を掛けて海底が日本の下に潜り込んでいるためか、一般に穏やかな地形が多く、これも日本海側と太平洋側で海岸の地形が全く違って、それがまたそこの人々の感性にも影響を与えてきたのだろうと感じました。これらは全て人文地理学の一部を成す考え方でしょうか?
そして永平寺では800年近く同じ営みが行われてきた。人の社会は興味深いです。そしてそんな感想を今持てる私が、本当に幸せな環境にいるのだと染み染み思いました。そんな週末でした。