上方修正で最高益更新の可能性が一段と高まった3月決算銘柄は
昨年の10月の下旬からスタートした3月決算企業の上期決算発表も11月中旬に終わりとなりました。日本経済新聞の集計によるとその上期決算は新型コロナウイルス影響の長期化で内需企業の苦戦が続いたものの、自動車や電機といった製造業で海外需要が回復したことや、需給逼迫や資源価格の高騰で非鉄や商社、海運の利幅も拡大したことなどから純利益が前年同期比で2倍となったとのことです。
こうしたなか通期の業績予想を上方修正する企業も多くみられます。そこで昨日は上方修正で一転して最高益更新予想となった銘柄を取り上げましたが、今回は上方修正で最高益更新の可能性が一段と高まった銘柄をTOPIX500採用の3月決算銘柄のなかからピックアップしてみました。例えばアドバンテスト(6857)では半導体の高機能化などで検査装置の需要拡大が続いていることなどから通期の営業利益の見通しを1000億円から1050億円に引き上げたことで1998年3月期の最高益を24年ぶりに更新する可能性がさらに高まっています。