昨年9月末に20,000円を小幅に上回っていた日経平均は水準を切り上げると今年の1月に24,000円台を付けました。しかし、その後米長期金利の上昇や貿易摩擦への懸念などから調整となった日経平均は昨年9月末の水準近くまで下落して3月末を迎えました。そしてこの間に外国人投資家は日本株を1兆1700億円以上売り越していますが、そうしたなかでも外国人持ち株比率が上昇した銘柄がみられます。

そこで今回は昨年9月末から今年3月末までの半年間に外国人持ち株比率が3ポイント以上上昇した銘柄をTOPIX500採用の3月決算銘柄のなかからピックアップしてみました。そのなかでも特に上昇が大きかったのがケーズホールディングス(8282)で、この半年間で外国人持ち株比率が9ポイント以上上昇し、外国人持ち株比率は3割を超える水準となっています。また、小野薬品工業(4528)とツムラ(4540)でもこの半年間で外国人持ち株比率が5ポイント以上上昇しています。