4月下旬からスタートした3月決算企業の本決算発表も先月中旬に終了しましたが、4月中に決算を発表した銘柄では決算発表から1カ月以上が経過したこともありアナリストによる業績や目標株価の見直しも随分と進んだと思われます。そこで今回は4月27日に決算を発表したTOPIX500採用の3月期決算企業を対象に決算後に3社以上が目標株価を引き上げた銘柄(足元の株価を上回るもののみ対象)をピックアップしてみました。
そのなかでも目標株価の引き上げが目立ったのが村田製作所(6981)で、5割近い大幅な営業増益の見通しを発表したこともあって決算発表後に7社が目標株価を引き上げています。また、スタートトゥデイ(3092)とTDK(6762)、関西電力(9503)、SCSK(9719)でも6社が目標株価を引き上げたほか、コーセー(4922)と日本特殊陶業(5334)、ソニー(6758)、電源開発(9513)では決算発表後に4社が目標株価を引き上げています。