先月下旬からスタートした3月決算企業の第3四半期の決算発表も中盤に差し掛かってきましたが、いち早く決算を発表した銘柄ではアナリストによる業績や目標株価の見直しもある程度進んだと思われます。そこで今回は先月の24日から29日に決算を発表したTOPIX500採用の3月期決算銘柄を対象に決算後に3社以上から目標株価の引き上げがあったもの(足元の株価を上回るもののみ対象)をピックアップしてみました。
そのなかでも特に目標株価の引き上げが目立つのが日本電産(6594)で、通期の業績予想は据え置きとなったものの好調な決算を評価して決算発表後に7社が目標株価を引き上げています。また、通期の業績予想を上方修正した信越化学工業(4063)でも6社が目標株価を引き上げています。さらにオービック(4684)やエムスリー(2413)、ファナック(6954)、日立建機(6305)でも5社が目標株価を引き上げています。