東京市場まとめ
1.概況
日経平均は240円高の63,995円と反発し取引を開始しました。前日の米国市場では、主要3指数が揃って上昇したことで序盤は堅調に推移し、一時は400円超上昇しました。一方で韓国総合株価指数(KOSPI)の下落をきっかけに下落に転じた日経平均は421円安の63,333円で前引けとなりました。
後場は小幅安圏で一進一退に推移しました。下げ渋る展開となった日経平均は、大引けにかけて再び上昇に転じ、最終的に202円高の63,957円で反発しました。
TOPIXは1ポイント高の3,961ポイントで反発、新興市場では東証グロース250指数が16ポイント高の703ポイントで4日続伸となりました。
2.個別銘柄等
フジクラ(5803)は7.9%高の4,628円をつけ、3日続伸となりました。前日の米国市場ではアルファベット[GOOGL]やマイクロソフト[MSFT]などハイパースケーラーが軒並み上昇し、人工知能(AI)需要の業績貢献への期待が高まり、先行きにおいても投資継続が見込まれるデータセンター関連銘柄として買いが入りました。
住友化学(4005)は5.9%安の482.2円をつけ、大幅続落となりました。4日、2027年3月期の第1四半期決算にて、最終損益は407億円の黒字であったと発表しました。前年同期は45億円の赤字であり黒字転換となったものの、半導体材料を含む事業が振るわなかったことなどが売りを呼びました。
LINEヤフー(4689)は3.1%高の460.3円をつけ、4営業日ぶりに反発しました。3日、2027年3月期の第1四半期決算にて、QRコード決済大手の子会社PayPay(ペイペイ)の業績拡大がけん引し、営業利益は前年同期比6%増の1011億円であったと発表しました。市場予想を上回る業績が買い材料となりました。
三菱重工業(7011)は7.7%高の4,091円をつけ、3日続伸となる大幅高となりました。4日、2027年3月期の第1四半期決算にて、純利益が前年同期比97%増の1346億円であったと発表し、市場予想を大幅に上回る業績を好感した買いが入りました。
大塚ホールディングス(4578)は一時8.9%高の12,525円をつけ、上場来高値を更新し、4.4%高の12,015円で堅調に取引を終えました。4日、傘下企業が手掛ける腎臓病の治療薬「シベプレンリマブ(製品名ボイザクト)」について、大規模な臨床試験(治験)の最終段階にあたるフェーズ3で腎機能の改善効果があったと発表し、新薬の業績貢献を期待した買いが入りました。
VIEW POINT: 明日への視点
大引けにかけて、再び上昇に転じた日経平均は最終的に202円高で取引を終えました。明日に向けて、本日も内外の決算発表が材料視されそうです。
国内では大引け後にイビデン(4062)、ソフトバンク(9434)、ダイキン工業(6367)など、米国ではスペースX[SPCX]、アドバンスト・マイクロ・デバイシズ[AMD]、マクドナルド[MCD]、キャタピラー[CAT]といった決算発表が予定されています。
(マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 山口 慧太)
