株式投資、成功の秘訣

今回は、7歳の時にお金の勉強を始め、株式投資を始めたイオニー・マクニールさんについて紹介します。彼女はどこにでもいる普通のアメリカ人で、米国フロリダ州に住む32歳の女性です。このまま株式投資を継続すると40歳までに1milドル (約1.08億円)を貯められそうだということです。(1米ドル=108円換算)

その成功の秘訣は長期投資だと言います。彼女は自分の経験を同年代のアメリカ人に教えてあげるべく全米の主要都市で、同世代の若者に株式投資の重要性について講演を行うなど株主投資の啓蒙活動を行なっています。彼女の活動はブラック・エンタプライズ誌、セブンティーン誌、マイアミ・ヘラルド紙などで紹介されています。

私は2020年の1月にふとしたきっかけでイオニーさんとお会いする機会を得ました。お別れの際、2020年の5月のバークシャー・ハサウェイの株主総会にて再開する約束をしたのですが、今回は新型コロナウイルスの為、投資家を一堂に集める形の株主総会は開かれず、その約束を果たすことはできませんでした。

投資を始めた理由

その為、Zoomを使い彼女にインタビューを行いました。

Q:イオニーさんは、7歳で株式投資に興味を持ち、実際に投資を始めたそうですが、どういうきっかけで株式投資に興味を持ったのですか? 

A:私が幼かった時、私の母親はお金の問題を抱えており、お金について間違いを冒したのです。その時私は、幼いながら母と同じ間違いは絶対冒さないと自分に誓ったことを覚えています。この時のことは母にとっても大事な教訓となり、お金についての責任を持つ意識が高まりました。このことをきっかけとして、母はお金の教育について勉強を始めたのです。お金についての本を読み、お金についてのクラスに出席し、彼女は学べることはなんでも学び、お金を上手に使えるように努力したのです。

その時、私は母と一緒にお金について勉強をしたのです。その過程で私たちは「ベター・インベスティング」(全米の投資クラブ)の事を知り、株式投資についてより深く勉強することになりました。 ここで学んだ事は、小さい時から、早目に、継続して投資をすることにより、お金はあなたの為に働いてくれ、長期に渡り、あなたやあなたの家族に富をもたらしてくれるということでした。
 
Q:最初に買った銘柄は何ですか?

A:私が最初に買った株はケロッグ(K)です。ケロッグは朝食で食べるシリアルを作っている会社です。最初に買ったのは20ドルくらいだったと思うのですが、買ってから株価は上がったり下がったりするのを見てきました。配当金も支払われましたが、私はその配当金を使わず、再投資することにより、株数が増えていきました。そのケロッグ株を売ったのは数年前の事です。

株式投資のゴールと投資先の銘柄について

Q:イオニーさんの株式投資のゴールは何ですか?

A: 最終的には、お金に私の為に働いて欲しいと思っています。そうすれば、私がお金の為に働く必要がなくなるからです。この目的を達成する為に、年間15%のリターンを得られる可能性のあるクオリティの高い、成長する企業の株に投資をしています。

Q:具体的な数字の目標はお持ちですか?

A:私の元々の投資のゴールはミリオネア(百万長者)になることでした。私が7歳の時、65歳までにはミリオネアになると思っていました。ですが、過去25年に渡ってクオリティの高い、成長株に投資をし続けてきましたので、10年以内にこの目標に達することが出来ると思っています。

Q:イオニーさんの投資スタイル、そして現在投資している銘柄を教えてください。

A:私の投資スタイルは、ウォーレン・バフェットの様に長期投資です。

投資対象の企業のファンダメンタル分析を行い、企業の所有権を持つべき株を買います。
私が現状保有している銘柄の例ですが、
バークシャー・ハサウエィ(BRK/A)
ホーム・デポ (HD)
ファイザー (PFE)
スターバックス (SBUX)
チャールス・シュワブ (SCHW)
エア・リース (AL)等です。