米国企業の2017年10-12月期の決算発表がいよいよスタートしました。主要500社でみると純利益の増益率は今回12%程度が予想され、8%強に止まった7-9月期を上回って2017年4-6月期以来2四半期ぶりに二桁の成長が期待されています。利益倍増が見込まれるエネルギーに加え、素材やテクノロジーなどのセクターで高い伸びが期待されています。こうしたなか先週末に発表されたJPモルガン・チェース(JPM)の決算では1株利益が市場予想を上回るなど、決算発表はまずまずのスタートを切ることができました。
決算発表は明日以降さらに本格化します。しかし、シティグループ(C)やバンク・オブ・アメリカ(BAC)、ゴールドマン・サックス(GS)など今週の決算発表は金融がまだまだ中心です。来週以降はネットフリックス(NFLX)やテキサス・インスツルメンツ(TXN)、ゼネラル・エレクトリック(GE)、キャタピラー(CAT)、インテル(INTC)など金融以外の決算も徐々に増えていきます。