7月下旬からスタートした3月決算企業の第1四半期の決算発表も先月中旬に終わりました。したがって決算発表シーズンの終盤に決算を発表した銘柄でもアナリストによる業績や目標株価の見直しもずいぶんと進んだと思われます。そこで今回は8月9日から14日に決算を発表したTOPIX500採用の3月期決算銘柄を対象に決算後に2社以上から目標株価の引き上げがあったもの(足元の株価を上回るもののみ対象)をピックアップしてみました。
そのなかでも目標株価の引き上げが目立つのが第1四半期の営業利益が2割を超す大幅な増益となり決算発表翌日の株価が8%近く上昇した富士フイルムホールディングス(4901)で、決算発表後に7社が目標株価を引き上げています。また、決算発表翌日に株価が9%以上下げ急落したシチズン時計(7762)でも2社が目標株価を引き上げています。