地域の特産品や逸品が集まっているふるさとチョイス(※1)が、今年注目すべきお礼の品の選び方やトレンドをご紹介します。

今年はふるさと納税制度の法改正により、お礼の品に関してもルール(地場産品で、かつ寄附額の3割以下)が定められたため、そのルールのなかで自治体ごとに創意工夫が生まれ、より魅力的なその地域ならではのお礼の品も生まれています。

現地に行かなければ出会えない「希少な品」も手に入る

実は、ふるさとチョイスだと、生産量や収穫量の関係から、一般的な市場にはそれほど出回らず、その地域や限られた流通ルートのみで販売している希少な品が、数量限定で掲載されていることがあります。

一例をご紹介します(2019年12月17日現在)。

・すだちで育った極上の黒毛和牛「すだち牛ヒレ1kg 」<徳島県鳴門市>
・売り切れ必至。年末のご馳走「とらふぐ刺身セット(2人前)」<佐賀県伊万里市>
・数量限定「宮崎マンゴー」発祥地の最高級品「太陽のタマゴ」<宮崎県西都市>

この他にも、抽選販売2年待ちという愛媛県四国中央市の「「霧の森」よくばりセット 日本一の大福コース」が自治体の確保によって、ふるさとチョイスで申し込みができます。

さらには、女子カーリングの日本代表チームが『もぐもぐタイム』に食べていたことで話題となりメディアに取り上げられ、すぐに売り切れてしまった北海道北見市の「赤いサイロ」もふるさとチョイスで検索してみたら、お礼の品になっていて手に入った!という方もいます。気になる地域の特産品がある方は一度ぜひ検索してみてください。

寄附した地域に行って楽しむ「体験型」が増えている

今年は、食品だけでなく、現地に行って体験ができるお礼の品にも大変注目が集まっています。例えば、農村体験ができて地域の人と交流できる三重県多気町の「農村ごちそう留学」、真珠貝に核入れし3年後真珠を取り出す滋賀県守山市の「琵琶湖パールの真珠貝オーナー体験」などです。

また、ちょっと変わった体験ができるのは群馬県前橋市の「上毛電鉄 デキ3021運転体験」。なんと、電車を実際に運転することができます。参加資格は小学生以上なので、家族でも、大人だけでも楽しめる、電車好きにはたまらないお礼の品です。

 
また、ふるさとチョイスが特におすすめしたいのは、利便性の高い「電子感謝券」(※2)。寄附額に応じて、現地で使える電子ポイントが発行されるため、例えば今年のうちに行ってみたい(また行く予定の)地域に寄附しておいて、必要な時に現地で利用することができます。宿泊施設や飲食店、ゴルフ・ダイビングなどのレジャーに使えるので旅行のときにとても便利です。

職人による靴やシャツの「オーダーメイド品」もある

ふるさとチョイスには、実は「オーダーメイド」の品もたくさんあります。職人さんの手から生まれる、世界でひとつだけの、あなたのためだけの「靴」や「シャツ」、またウェットスーツのフルオーダーメイドや、 紳士服のお仕立て券もあります。

・「日本最高峰ロイヤルカリビアンコットンのオーダーメイドシャツお仕立て券」<茨城県龍ケ崎市>
・「宮城興業のオーダーメイド靴お仕立券45 1枚」<山形県南陽市>

・「フルオーダー 紅型デザインフルスーツ【サーフィン用】」<沖縄県うるま市>

ほかにも竹から作られたフライ・フィッシング用の竿や、ギター、コントラバスなどの楽器まで揃っています。「趣味」に役立つアイテムまで豊富なこだわりのお礼の品、ぜひ一度、いろいろ調べてみてください。

 

株式や不動産の売却益の一部もふるさと納税に

 

これはちょっとお礼の品の話からは離れますが、今年、不動産の売却益や株式の譲渡益があった方にとって、意外と知られていない、ふるさと納税に関する有益な情報です(※3)。

給与以外に収入があった場合には、その分、ふるさと納税の控除上限額が広がります。

例えば、その年に株式や不動産を売却して売却益(譲渡益)を得た場合、ふるさと納税の控除上限額を決める「住民税所得割額」が増え、寄附金額の上限もアップします。したがって、もしそういう利益が発生している場合は、ふるさと納税を利用するメリットも大きくなるので、活用しない手はありません。

無駄なく寄附できる上限枠はその年の1~12月の収入によって決まり、次の年には消えてしまいます。余らせることのないよう、今年のうちにしっかり使いきりましょう。

 

(※1)ふるさとチョイスのお礼の品掲載数は圧倒的No.1の23万点(2019年11月7日時点)

(※2)ふるさとチョイス電子感謝券

(※3)株式や不動産を売却して得た利益の一部をふるさと納税で使えます! _ ふるさと納税 [ふるさとチョイス]


>>参考:ふるさとチョイス人気ランキングはこちら

 

コラム執筆:山崎 恵美/株式会社トラストバンク マーケティング担当