1月下旬からスタートした3月決算企業の第3四半期決算発表も先月中旬に終わりましたが、その第3四半期決算では第1四半期、第2四半期(3ヵ月間)と2四半期続けて減益だったにも関わらず一転して増益に転じた銘柄もみられました。そこで今回はそうした銘柄のなかから第3四半期(3ヵ月間)が増益となった結果、9ヵ月間累計の営業利益も増益に転じ、それまでの減益を一気に挽回した銘柄をピックアップしてみました。

例えば第1四半期の6割を超す減益に続いて、第2四半期も3割近い減益となっていた京セラ(6971)はこの第3四半期が大幅な増益となったことで、9ヵ月間累計の営業利益が小幅な増益に転じ、決算発表以降に株価がじりじりと水準を切り上げています。また、同じく第3四半期が増益となり9ヵ月間累計の営業利益が増益に転じたハピネット(7552)でも決算発表後に株価が大きく上昇しています。