このレポートのまとめ

  1. ホームデポ(HD)の決算は良かったがガイダンスは悪かった
  2. メーシーズ(M)の決算は良かった
  3. シスコ・システムズ(CSCO)の決算は良かった
  4. ウォルマート(WMT)の決算は良かった
  5. ノードストローム(JWN)の決算は良かった
  6. アプライド・マテリアルズ(AMAT)の決算はガイダンスが悪かった
  7. エヌビディア(NVDA)の決算はガイダンスが悪かった

 ホームデポ(HD)

ホームデポ(ティッカーシンボル:HD)の第2四半期決算はEPSが予想$2.85に対し$3.05、売上高が予想300.4億ドルに対し304.6億ドル、売上高成長率は前年同期比+8.4%でした。


既存店売上比較は+8.0%でした。米国既存店売上比較は+8.1%でした。月別の推移は5月+11%、6月+7.5%、7月+5.7%でした。
輸送費の高騰でグロスマージンが41ベーシスポイント圧迫されるだろうというコメントがありました。


部門別では園芸、木材、電気工事、ツールなどが好調でした。また床材、白物家電などの高価な品目が好調でした。
2019年度のEPSは予想$9.46に対し新ガイダンス$9.42が提示されました。売上高は予想1,079億ドルに対し新ガイダンス1,080億ドルが提示されています。

ホームデポ(HD)日足チャート
出所:トレードステーション

メーシーズ(M)

メーシーズ(ティッカーシンボル:M)の第2四半期決算はEPSが予想50¢に対し59¢、売上高が予想55.5億ドルに対し55.7億ドル、売上高成長率は前年同期比-1.1%でした。 既存店売上比較は予想-0.7%に対し±0%でした。自社店舗既存店売上比較は+0.5%でした。 幅広いカテゴリーで売上は好調でした。地域的にも偏りはありませんでした。 デジタル・ビジネスは二桁台で成長しました。

またメーシーズのアプリを通じた販売は前年同期比+50%を超えました。 第3四半期には在庫は少し増えると見ていますが第4四半期は逆に減ると見ています。 消費者は消費に積極的で需要は強いです。 2019年度のEPSは予想$3.87に対し新ガイダンス$3.95~4.15が提示されました。売上高は予想248.7億ドルに対し新ガイダンス248.4~250.2億ドルが提示されました。自社店舗既存店売上比較ガイダンスは+2.0~2.5%が提示されました。

メーシーズ(M)日足チャート
出所:トレードステーション

シスコ・システムズ(CSCO)

シスコ・システムズ(ティッカーシンボル:CSCO)の第4四半期(7月期)決算はEPSが予想69¢に対し70¢、売上高が予想127.6億ドルに対し128.4億ドル、売上高成長率は前年同期比+5.9%でした。 製品売上高は+7%、サービス売上高は+3%でした。 グロスマージンは62.9%でした。これはガイダンスの63~64%を下回りました。 総売上高に占めるリカーリング・レベニュー比率は32%でした。これは前年同期比で1%増加しました。

地域別売上高成長率は米州が+5%、欧州中東アフリカが+8%、アジア日本中国が+6%でした。 製品別売上高成長率はセキュリティーが+12%、アプリケーションが+10%、インフラストラクチャ・プラットフォームが+7%でした。 第1四半期EPSは予想69¢に対し新ガイダンス70~72¢が、売上高は予想125.8億ドルに対し新ガイダンス127.4~130億ドルが提示されました。グロスマージン・ガイダンスは63~64%、営業マージンガイダンスは30~31%でした。

シスコ・システムズ(CSCO)日足チャート
出所:トレードステーション

ウォルマート(WMT)

ウォルマート(ティッカーシンボル:WMT)の第2四半期(7月期)決算はEPSが予想$1.22に対し$1.29、売上高が予想1,246.7億ドルに対し1,270.6億ドル、売上高成長率は前年同期比+4.2%でした。 米国既存店売上比較は予想+2.4%に対し+4.5%でした。

生鮮食料品、アパレル、季節用品が好調でした。来店客数、顧客単価の両方が等しく伸びました。サムズクラブの既存店売上比較は過去6年で最高の+5.0%でした。 2019年度のEPSは予想$4.80に対し新ガイダンス$4.90~5.05、米国既存店売上比較は+3%のガイダンスが示されました。

ウォルマート(WMT)日足チャート
出所:トレードステーション

ノードストローム(JWN)

ノードストローム(ティッカーシンボル:JWN)の第2四半期(7月期)決算はEPSが予想84¢に対し95¢、売上高が予想39.6億ドルに対し39.8億ドル、売上高成長率は前年同期比+7.1%でした。 既存店売上比較は予想+1.0%に対し+4.0%でした。正価での販売の既存店売上比較は+4.1%でした。

子供服、ビューティー商品が特に強かったです。オフ・プライスでの既存店売上比較は+4.0%でした。 ノードストローム・リワード・プログラムのカスタマーからの売上高が総売上高に占める割合は58%でした。これは去年の56%から改善しました。 グロスマージンは35%でした。これは91bpの改善でした。

2019年度のEPSは予想$3.46に対し新ガイダンス$3.50~3.65が、売上高は予想157.8億ドルに対し新ガイダンス154~155億ドルが提示されました。

ノードストローム(JWN)日足チャート
出所:トレードステーション

アプライド・マテリアルズ(AMAT)

アプライド・マテリアルズ(ティッカーシンボル:AMAT)の第3四半期(7月期)決算はEPSが予想$1.16に対し$1.20、売上高が予想44.2億ドルに対し44.7億ドル、売上高成長率は前年同期比+19.3%でした。


第4四半期(10月期)のEPSは予想$1.16に対し新ガイダンス92¢~$1.00が、売上高は予想44.5億ドルに対し新ガイダンス38.5~41.5億ドルが提示されました。
同社は「顧客が設備投資を絞り込んでいる」とコメントしています。

アプライド・マテリアルズ(AMAT)日足チャート
出所:トレードステーション

エヌビディア(NVDA)

エヌビディア(ティッカーシンボル:NVDA)の第2四半期決算はEPSが予想$1.84に対し$1.94、売上高が予想31.3億ドルに対し31.2億ドル、売上高成長率は前年同期比+40.0%でした。
グロスマージンは63.5%でした。これはガイダンスに一致しました。
データセンター売上高は+83%の7.6億ドルでした。予想は7.4億ドルでした。
ゲーミング売上高は+52%の18億ドルでした。
プロフェッショナル・ビジュアライゼーション売上高は+20%の2.81億ドルでした。
自動車向け売上高は+13%の1.61億ドルでした。
第3四半期のEPSは予想$1.99に対し新ガイダンス$1.85~$2.02、売上高は予想33.4億ドルに対し新ガイダンス31.9~33.2億ドルが提示されました。

エヌビディア(NVDA)日足チャート
出所:トレードステーション