初心者でもわかりやすい金融用語集
JOLTS求人統計
JOLTS求人統計とは、アメリカ合衆国労働省が毎月発表する「Job Openings and Labor Turnover Survey」の略称で、求人件数や雇用、離職などの労働市場の動向を示す統計データのことです。
この統計は、企業がどれだけの求人を出しているか、どれだけの人が新たに雇用されているか、またどれだけの人が仕事を辞めているかなど、労働市場の需給バランスを把握するために用いられます。
具体的には、求人件数(Job Openings)、採用件数(Hires)、離職件数(Separations)の三つの主要な指標が含まれています。離職件数はさらに、自発的な退職(Quits)、解雇やリストラ(Layoffs and Discharges)、その他の離職(Other Separations)に分類されます。
JOLTS求人統計は、失業率や非農業部門雇用者数などの他の労働市場指標とともに、経済の健康状態を評価するための重要なデータとして、政策立案者や経済学者、投資家などによって広く利用されています。