NYダウ: 26492.21  ▼69.84 (9/25)
NASDAQ: 8007.47  △14.22 (9/25)

【米国株式市場】
<ニューヨーク市場>

1.概況
米国市場は米FOMCの結果発表を翌日に控え様子見となるなか小幅に高安まちまちとなりました。ダウ平均は朝方に70ドル高余りまで買われた後上げ幅を縮めるとマイナスに転じ40ドル安程度まで下落しましたが、まもなくして持ち直すと昼過ぎには50ドル高程度まで上昇しました。しかし、上値が伸び悩むなか再びマイナスとなりその後は下げ幅を広げる展開となりました。引け間際に86ドル安まで下落する場面もみられたダウ平均は結局69ドル安の26,492ドルで取引を終え続落となっています。また、S&P500株価指数も3ポイント安の2,915ポイントと3日続落となりました。一方でハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は14ポイント高の8,007ポイントと続伸となっています。

2.経済指標等
9月の米コンファレンスボード消費者信頼感指数は138.4と前月から上昇し2000年9月以来の高水準となり市場予想も上回りました。一方で7月の米S&Pコアロジック・ケース・シラー住宅価格指数で主要20都市圏の住宅価格指数は前年同月比5.9%上昇に止まり市場予想を下回りました。

3.業種別動向
業種別S&P500株価指数は全11業種のうち公益事業や生活必需品、素材などの8業種が下げ、公益事業は1%を超える下落となりました。一方で一般消費財・サービスやエネルギーなどの3業種が上げています。

4.個別銘柄動向
同業に身売りすると発表した外食大手のソニック(SONC)が急伸し19%近く上げ上場来高値を付けました。目標株価の引き上げが相次いだことで決済サービスのスクエア(SQ)も急伸し11%近く上げ上場来高値を付けたほか、決算で売上高と1株利益が市場予想を上回った女性衣料品のアシーナ・リテール・グループ(ASNA)も12%近く上げています。また、目標株価の引き上げを受けてアマゾン・ドット・コム(AMZN)も2%余り上げました。一方で投資判断の引き下げを嫌気してインテル(INTC)が2%余り下げ、ダウ平均構成銘柄で下落率トップとなっています。さらに最高財務責任者(CFO)が28日付で辞任することが明らかとなった通信大手のセンチュリーリンク(CTL)が8%余り下げたうえ、iPhoneの部品を製造するジャビル・サーキット(JBL)も2021年まで利益率の改善が見込めないと最高経営責任者(CEO)が述べたと伝わったことで7%以上下げています。

5.為替・金利等
長期金利は変わらずの3.09%となりました。ドル円は113円近辺で推移しています。

【VIEW POINT: 今日の視点】
米国市場が小幅に高安まちまちとなり支援材料になりにくいなか配当落ちの影響もあって本日の日本市場は下落してのスタートが予想されます。こうしたなか113円近辺で推移するドル円などを支えに155円程度とみられる配当落ちを日経平均がどれだけ埋められるかがポイントとなりそうです。

(マネックス証券 シニア・マーケット・アナリスト 金山 敏之)