NYダウ: 18867.93 ▼35.89 (11/18)
NASDAQ: 5321.51 ▼12.46 (11/18)
【米国株式市場】
<ニューヨーク市場>
1.概況
先週末の米国株式市場は主要指数が小幅に反落しました。各指数が史上最高値圏にあるなかで高値警戒感があり、週末ということもあって利益確定売りに押されました。ただ下値では買いも入り大きな下げとはならず、ダウ平均は35ドル安と小幅に下落して前日の上げ幅を打ち消す格好となりました。S&P500やハイテク株比率の高いナスダック総合指数もそれぞれ小幅に下げています。
2.経済指標等
10月の景気先行指標総合指数は前月比0.1%の上昇で市場予想と一致しました。
3.業種別動向
S&P業種別指数は、電気通信サービス、エネルギー、不動産、金融の4業種が上昇しました。一方でヘルスケアや生活必需品など7業種が下げヘルスケアは1%を超える下落となりました。
4.個別銘柄動向
太陽光発電設置大手のソーラーシティとの合併が認められたと発表したテスラモーターズ(TSLA)は2%近く下落しました。一方で前日に発表した決算が大幅な増収となったセールスフォース・ドットコム(CRM)は3.4%の上昇となりました。ダウ平均採用銘柄では、シェブロン(CVX)やボーイング(BA)が堅調だった一方でメルク(MRK)、プロクター・アンド・ギャンブル(PG)、ウォルト・ディズニー(DIS)などが下げています。
5.為替・金利等
米長期金利は前日比0.05%高い2.35%となりました。主要通貨に対するドル高傾向は続き、朝方のドル円は111円台まで円安に振れて推移しています。
【VIEW POINT: 今日の視点】
米国株は小幅に下落したものの、円安が進んだことから日経平均は上昇してのスタートが予想されます。日経平均は先週末同様1万8000円の節目が意識されながらの展開となりそうで、終値で1万8000円を回復できるか注目されます。
(マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 益嶋 裕)