サンプラザ中野くんだー!
一昨日昨日、札幌に行っていた。サミットの取材ではない。レギュラーのラジオの収録のためである。警察官の数が半端ではなかった。各交差点ごとに5人くらいいた。要人の車列が通過するたびに交通はストップだ。信号機を操作してノンストップでの進行を可能にするのである。お陰で町は大渋滞。何事もなく(今は今日の午前中)良かったね。
いろいろあるけど、「サミット拡大論」に注目した。俺は拡大した方がよいと思う。地球の未来を語るには様々な意見が必要だろうから。逆に言えば、やりたい放題の国に「約束」を結ばせる機会になると思うから。
拡大論を言い出したのはサルコジさん。言わずと知れたフランス大統領。反対しているのはブッシュ氏と福田氏。統制が取りずらくなる、というのが理由らしい。
そして先日のこと。橋本大二郎氏が国政に打って出ると発表した。そして公約をいくつか掲げた。その中に「国会議員数の大幅な削減」があった。俺は国会議員数の削減には大反対。これは日本の民主主義の死を意味するよ。と以前もここで書いている。なので過去ログから引用してお届けしたい。2005年9月のものだ。
以下引用
選挙の結果がどうなるか、俺にはまったく予想がつかない。でも今回の選挙で一つだけ危機を感じていることがある。それは大方の党が国会議員を減らそうとしていることだ。参議院をなくしてしまおうという意見さえ聞く。この意見が出るとき引き合いに出されるのはアメリカの連邦議会の議員数だ。上院・下院あわせて535人。国民52.6万人に一人の割合だ。日本は衆参両院で722人。国民17.7万人に一人だ。この数字だけを比較すると確かに日本の国会議員の数は多い、ということになる。しかしここにはマジックがある。為政者が自らの都合の良いほうに国民を導こうとするとき、彼らは必ずマジックを使う。ここでのマジックは議会システムの違いを無視しているということだ。アメリカは連邦制だ。50の州から成り立っている。よく知られているように州によって法律が違っていたりする。つまり州政府の自治権が日本の都道府県が持っているそれとは比較にならないほど強い。法律を決められるのだから。だから州議会の存在そのものが大変重いものなのだ。日本の国会並みの重要性があるといえる、かもしれない。連邦議会はその上の組織だ。日本の国会よりは専権事項が少ないのだ。だから国会議員の数と連邦議員の数をただ比較するのはフェアでない。各州の議員の数を足す必要がある。
それから日本と同じ議院内閣制をしくイギリスは上院下院合わせて1659人の国会議員がいる。国民3.5万人に一人である。大統領制のフランスでは898人。国民6.7万人に一人。同じくドイツは603人。13.7万人に一人。韓国は273人。17.5万人に一人。ほぼ日本と同じ比率だ。
つまり世界に比して日本の国会議員の数は決して多くない。むしろ少ないと言える。
では何故こんなマジックを使って国会議員の数を減らそうと先導するのか。それは議会を牛耳り易くするためだ。意見を一つにまとめ上げやすくするためだ。つまり専制的な政治に近づくことを狙っているからなのだ。
俺は思う。国会議員は増やすべき、と。もしもイギリス並みに3.5万人に一人としたら、ざっと3600人。現状で立法権を持つ国会に国民の多様な意思は反映されているのだろうか?多様な意思が反映されない議会は国会と呼べるのだろうか?
引用終わり
サルコジ氏はサミット拡大を言った。日本は反対した。のである。
ということで本日はちょっと長めの拡大版でお届けしましたー。
映画「今日という日が最後なら、」いよいよ明日まで!
シネマート六本木
http://www.cinemart.co.jp/theater/roppongi/lineup/20080512_1787.html サンプラザ中野くんが歌うエンディングテーマ「Ippozutsu」は映画館のグッズ売り場で買えます
サンプラザ中野くんが歌うパラパラソング「ByeByeパラガール」
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サンプラザ中野くん
数々の爆発的ヒット曲を生み出してきた「爆風スランプ」で活躍。自身のホームページでも意外な側面を見ることができる。
http://web.mac.com/bakufu3/