海外機関投資家向けの会社説明でロンドンに来ています。この所謂「海外IR」は、毎年本決算と中間決算のあとに、判で押したように出掛けて行うことにしています。私にとっての海外IRは、会社説明と云うよりも、様々な視点からのチェックや意見を頂ける経営諮問ミーティング的な側面が強く、重宝しています。今回はロンドンのあとにNYに行きますが、平均で一日7つのミーティングという強行軍になります。

一日目が既に終わったのですが、以前に会ったことのある投資家も多く、お互いに知らない仲ではありません。既に5年間ぐらい付き合いのある投資家もいます。しかし今更ながら感じたのですが、情報の伝達・共有というのは、中々難しいものだと云うことです。親しき仲にも礼儀あり、とでも云いましょうか、理解して貰っているつもりの投資家に対しても、今尚説明しなければいけないことが多くあるのです。特に今回のように、我が国に於いてはマーケット環境が変わり、内閣が替わり、証券業界の置かれている位置も変化している時には、先ずはそう云った基礎環境部分からの情報・解釈の共有化を図らないと、それより先の話が「ぬかに釘」のようになってしまいます。

環境の変化の中で、当社には当社なりの解釈と戦略があって「極自然に、普通に」行っていることを、またしっかりと丁寧に説明しなければいけません。そしてそれが出来ないと、経営に対するフィードバックも得られない、もしくは的外れになってしまいます。尽きることのないコミュニケーションの重要性を、またしても感じています。ロンドンはかなり寒くてビックリしたのですが、体調に気を付けて頑張りたいと思います。