日銀新総裁に元日銀副総裁である福井俊彦氏が決定したらしい。以前からつぶやきで書いているように、日銀総裁は政治職でも象徴職でもなく、正真正銘の現業であり、金融の専門家がなるべきだと考えてきました(本年1月16日付つぶやき参照)。その意味で、福井氏が新総裁になることはとてもいいことだと思います。福井氏であれば海外の金融当局者とのパイプも太いし、(僭越ながら)人物としても申し分ないと思います。ひとまず資本市場にとってはニュートラルだと思いますが、長い目で見て日本の金融・資本市場の信認を高めて行ける人選だと思います。デフレ・スパイラルからの脱却という未曾有の挑戦の責務は重大ですが、幅広い多様な意見も聞き入れながら、果敢に、そして高い独立性を維持して、この問題に向かって行って頂きたいと思います。