御存知の方も多いと思いますが、京都議定書で有名な温室効果ガスの排出権はトレーディングされています。このトレーディングを仕事にしているコロンビア人の友人が、今日オフィスにちょっとだけ立ち寄ってくれました。
二酸化炭素換算で1トンに当る排出権を1カーボン・クレジットと数え、単位はCO2eというのを使うそうです。中々エキサイティングな仕事です。どうやってクレジットを買い、誰にそのクレジットを売るのか。市場規模や、売買のスプレッドはどの程度のものなのかなど、いろいろと教えてくれたのですが、企業秘密でしょうからここでは内緒にしておきます。アメリカ大陸の人はどんなものでもすぐにトレーディングの対象にしてしまいますが、陽気でいいですね。これからはちょっと気にしていきたい思います。
- 松本 大
- マネックスグループ株式会社 取締役会議長 兼 代表執行役会長、マネックス証券 ファウンダー
-
ソロモン・ブラザーズ・アジア証券会社を経て、ゴールドマン・サックス証券会社に勤務。1994年、30歳で当時同社最年少ゼネラル・パートナー(共同経営者)に就任。1999年、ソニー株式会社との共同出資で株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)を設立。2004年にはマネックス・ビーンズ・ホールディングス株式会社(現マネックスグループ株式会社)を設立し、以来2023年6月までCEOを務め、現在代表執行役会長。株式会社東京証券取引所の社外取締役を2008年から2013年まで務めたほか、数社の上場企業の社外取締役を歴任。現在、米マスターカードの社外取締役、Human Rights Watchの国際理事会副会長、国際文化会館の評議員も務める。