銀行による株式の保有制限(銀行の株式所有を自己資本の範囲内に制限するもの)の導入の、既に決定・発表されていた2004年9月からの延期を自民党が検討し始めたそうです。このような適当なことは、いい加減にして欲しいと思います。ペイオフの話もそうですが、何でも決めたことを後になって延期。責任の所在もあったもんじゃありません。そもそも株価が低い一つの大きな原因は少数株主重視のコーポレートガバナンスがなされていないことです。そしてそのようなコーポレートガバナンスがなされない最大の理由は、銀行との株式持合い、株式の法人所有などによって内輪だけを見がちになり、外部からの牽制を受けないからではないでしょうか。それに、いずれ保有を制限して銀行に株を売却させるのであれば、株価が低い時の方がいいと思います。上場株はいずれにしろ時価評価されているべきでしょう。であればいつ売っても同じことです。私だったら保有制限導入は逆に前倒ししてサッサとこの件は過去のものとし、問題点があればパージし、正しいコーポレートガバナンスを導入します。そうすれば戦後の空のように株式市場の頭はきれいに抜けるのではないでしょうか。その上で株価に火を付ける秘策を考えたのですが、それはまた今度お話します。
追伸:個人向け国債に関連して、皆様を代表して私が発行体である財務省を訪問して質問をさせて頂こうと考えています。
詳しくはこちらをご覧下さい。
→ https://www2.monex.co.jp/j/kokusai/index.html