JR京浜東北線に乗っていると、たまに209系という、どこかペラペラした車両に当たります。この車両は省電力型の車両で、「209系は従来の103系の47%の電力で走っています」と書かれたシールが貼られています。このことには最近気が付いたのですが、実はこの車両は1993年から既に走っているようです。47%というとかなりの消費エネルギーの低減ですから、それなりの技術革新があったのでしょう。しかし一方パンタグラフが擦って電気を受け取る架線は見たところ昔も今も何も変わっていないようです。電気の動力への変換を効率良くすることも重要ですが、送電に伴うエネルギーのロスもかなり大きい気がするので、次はその辺りで技術や方法の革新が起こるのでしょうか?しかし送電中にロスした電気エネルギーも熱に替わっているのかと思うと、オフィスの下に広がる東京駅周辺の景色もどこか暑苦しく見えてきました。