東京市場まとめ
1.概況
日経平均は315円安の64,344円で反落して取引を開始しました。アルファベット[GOOGL]の決算が市場の期待に届かなかったことをきっかけに米国市場でハイテク株が下落した流れを受けて、序盤は売り優勢の展開が続きました。じりじりと下げ幅を拡大し、10時53分に1,948円安の62,711円で本日の安値を付けましたが、その後は横ばい圏で推移し、前引けは1,639円安の63,019円となりました。
後場の寄付き前には日銀金融政策決定会合の結果が公表されましたが、概ね市場の想定通りのものとなりました。そのため、前場の下げを戻すことはなく、ほぼ横ばい圏での推移が続き、日経平均は最終的に1,369円安の63,290円で取引を終え4日ぶりの反落となりました。
TOPIXは38ポイント安の3,965ポイントで反落、新興市場では東証グロース250指数が10ポイント安の780ポイントで続落となりました。
2.個別銘柄等
大和証券グループ本社(8601)は1.8%安の1,698.5円をつけ反落となりました。30日、2026年4-9月の連結決算を発表し、純利益が前年同期比37%増の1078億円となり市場予想を上回りました。しかし、相場全体の下落が重荷となり証券株全般の下げに押されることになりました。
第一三共(4568)は5.2%高の2,754円をつけ続伸しました。30日、2026年4-9月期の連結決算を発表し、純利益が前年同期比16%増の1515億円となり市場予想を上回りました。売上高も同20%増の1兆1672億円、営業利益も同34%増の1937億円となりました。がん治療薬の販売が伸びました。
富士通(6702)は16.2%安の3,622円をつけ大幅続落し、ストップ安となりました。29日、2026年4-9月期の連結決算で営業利益が前年同期比2%増の1076億円で市場予想を大幅に下回りました。主に費用増が重荷となり、7-9月期の営業利益は前年同期比23%減の550億円となりました。
日本たばこ産業(2914)は2.1%安の7,247円をつけ反落となりました。29日、2026年12月期の連結純利益の見通しを前期比30%増の6620億円と発表しました。値上げ効果を背景に従来予想から180億円上方修正しました。ただ、配当計画の据え置き(1株当たり272円)となったことが嫌気され、売られる展開となりました。
オリエンタルランド(4661)は8.5%高の3,438円をつけ続伸しました。29日、2027年3月期の連結営業利益見通しを前期比10%増の1854億円と発表し、市場予想を上回りました。従来の減益予想から246億円上方修正し、東京ディズニーシーの25周年効果もあり最高益を更新する見通しとなりました。
VIEW POINT: 明日への視点
日経平均は1,369円安となり、このところ上昇が続いていましたが、4日ぶりの下落となりました。来週は米国の中間選挙や雇用統計を控えており、週前半は様子見ムードとなるかもしれません。また、日米とも企業決算が続くため堅調な企業業績が示されるかが今後の株価上昇の鍵となりそうです。
また、本日は引け後に日銀の植田総裁の記者会見も予定されているため、今後の金融政策を示唆するような発言がされるか注目されます。
(マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 荒谷 義孝)
