東京市場まとめ

1.概況

日経平均は504円安の64,819円と反落して取引を開始しました。朝方は売り基調で推移し、9時16分には1,492円安の63,831円とこの日の安値を付けました。その後は下げ渋り、前引けは790円安の64,534円となりました。

後場も下げ幅を縮小した日経平均は最終的に407円安の64,916円で取引を終えました。

TOPIXは1ポイント高の4,067ポイントで続伸、新興市場では東証グロース250指数が12ポイント安の766ポイントで反落となりました。

2.個別銘柄等

高島屋(8233)は3.9%安の2,074円をつけ、続落となりました。16日、高島屋と国内百貨店子会社の9月における既存店売上高が前年同月比3.9%増であったと発表しました。前月の5.7%増から伸びが鈍化したことが売り材料となりました。

東宝(9602)は7.0%高の1,633.5円をつけ、反発しました。16日、2027年2月期の中間決算において、11月公開予定の映画「ゴジラ-0.0(マイナスゼロ)」について、経営陣が自信を示したと伝わり、下期の業績成長に期待した買いが優勢となりました。

武田薬品工業(4502)は一時1.5%高の6,315円をつけ、年初来高値を更新しました。人工知能(AI)・半導体銘柄に対し投資家が積極的にリスクを取りにくくなる中、外部環境に業績が左右されにくい医薬などのディフェンシブ銘柄に資金を退避させる動きが出ています。

さくらインターネット(3778)は1.8%安の3,250円をつけ、反落となりました。16日、レンタルサーバーと、サーバーの運用・管理を代行するマネージドサーバーの新規申込の受付を一時停止したと発表しました。これによる業績影響を懸念した売りが優勢となりました。

ぐるなび(2440)は一時ストップ高水準となる43.9%高の164円をつける場面が見られました。16日の参院予算委員会の中で高市早苗首相が、消費税減税法案で税率が据え置かれる外食業界への支援を検討する意向を示しました。外食産業への支援が同社の事業環境の追い風になるとの思惑から買いが入りました。

VIEW POINT: 明日への視点

先週末の米国株安を受けて、日経平均は一時1,400円超下落したものの、その後は下げ渋る展開となりました。今週もAI関連の信用不安が売り材料となる可能性がある中で、ネットフリックス[NFLX]やテスラ[TSLA]、ラム・リサーチ[LRCX]など、米主力銘柄の決算発表が注目されます。

(マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 山口 慧太)