【米国株式市場】ニューヨーク市場
NYダウ: 52,177.69 △556.21 (10/15)
NASDAQ: 26,713.03 △20.16 (10/15)
1.概況
米国市場は主要3指数揃って上昇しました。指数は連日下落しており、割安感が広がったほか、堅調な企業業績もあり押し目買いにより幅広い銘柄が上昇しました。
ダウ平均は236ドル高の51,858ドルでこの日の取引を開始しました。寄付き直後に前日終値水準まで上昇幅を縮小し、日本時間22時45分に59ドル高の51,681ドルでこの日の安値をつけました。その後は、じりじりと上昇幅を拡大する展開となり日本時間翌4時23分に628ドル高の52,250ドルでこの日の高値をつけました。以降はほぼ横ばいの展開となり最終的に556ドル高の52,177ドルでこの日の取引を終え3日ぶりの反発となりました。
ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は20ポイント高の26,713ポイント、S&P500株価指数は25ポイント高の7,744ポイントでいずれも4日ぶりの反発となりました。
2.経済指標等
9月の小売売上高が発表され、前月比で0.8%上昇市場予想(同0.3%上昇)を大きく上回りました。また、自動車を除くコアも前月比0.9%上昇となり、こちらも市場予想(同0.5%上昇)を上回りました。
3.業種別動向
S&P500の業種別株価指数では、全11業種のうち8業種が上昇、3業種が下落となりました。ヘルスケアが1.8%高、素材が1.7%高、金融が1.4%高となりました。一方で、エネルギーが1.6%安、情報技術が0.5%安、公益事業が0.2%安となりました。
4.個別銘柄動向
ダウ平均構成銘柄は30銘柄中23銘柄が上昇しました。ナイキ[NKE]が5.2%高、セールスフォース[CRM]が4.6%高、ホームデポ[HD]が4.3%高となった一方で、シスコシステムズ[CSCO]が3.3%安、エヌビディア[NVDA]、キャタピラー[CAT]が1.8%安となりました。
ダウ平均構成銘柄以外では、キンバリークラーク[KMB]は第3四半期の暫定決算を発表し、調整後の1株当たり利益が予想を上回ったことから4.7%高となりました。また、人工知能(AI)クラウドサービスのコアウィーブ[CRWV]は前日に社債の利回り急騰により15%超えの大幅下落となっていましたが、同社に出資するエヌビディアのファンCEOが同社の財務力について資本コストが低下している旨を語り、擁護したことで5.9%高と反発しました。
5.為替・金利等
長期金利は前日比0.13%低い5.06%となりました。16日朝のドル円相場は157円台後半で推移しています。
VIEW POINT: 今日の視点
幅広い銘柄で下落が続いていたことから反発の動きが広まり米国市場は主要3指数揃って上昇しました。ただ、フィラデルフィア半導体株指数(SOX)は0.9%安となり依然として下落が続いています。財務懸念から前日大幅下落したコアウィーブは反発したものの、それが他社に波及するほどの懸念払しょくとまでは至りませんでした。
夜間の日経平均先物は720円高の65,520円で取引を終えました。米国市場で幅広い銘柄が上昇したほか、昨日の日経平均が大幅安となったことによる自律反発の動きもあり、本日は買いが優勢でのスタートが見込まれます。
(マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 荒谷 義孝)
