上場投信ETFがいよいよ始まります。TOPIXや日経225に連動する投信で、ザラ場中にも指数に連動して値段が変わり、普通の株式と全く同じ感覚で売買が出来ます。投資単位は現在ですと12万円程度で、いわば個人投資家のための指数先物のような商品です。マネックスも上場初日から全てのETFの取扱いをします。投信なので「買い」からしか入れないのですが、リバースETFといったものが出来たらもっと便利になるでしょう。即ち指数が下がると値段が上がるファンド、指数逆連動型投信とも言えるものです。弊社もベア・ファンドを現在取り扱っていますが、やはり流動性や取引コストを考えるとETFの方が優れています。現状の投資信託法施行令によるとリバースETFは作れないようですが、今後検討されるべき課題だと思います。
- 松本 大
- マネックスグループ株式会社 取締役会議長 兼 代表執行役会長、マネックス証券 ファウンダー
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ソロモン・ブラザーズ・アジア証券会社を経て、ゴールドマン・サックス証券会社に勤務。1994年、30歳で当時同社最年少ゼネラル・パートナー(共同経営者)に就任。1999年、ソニー株式会社との共同出資で株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)を設立。2004年にはマネックス・ビーンズ・ホールディングス株式会社(現マネックスグループ株式会社)を設立し、以来2023年6月までCEOを務め、現在代表執行役会長。株式会社東京証券取引所の社外取締役を2008年から2013年まで務めたほか、数社の上場企業の社外取締役を歴任。現在、米マスターカードの社外取締役、Human Rights Watchの国際理事会副会長、国際文化会館の評議員も務める。