1981年に創刊されたあのフォーカスが廃刊するそうです。小さい頃から写真が好きで(ちょうど創刊の頃は高校で写真部の部長をしていました)、特に名取洋之助やタイム・ライフ的な報道写真が好きだった私は随分大きな興奮を覚えて創刊号を買った記憶があります。
撮るフィルムはいつも黒白(英語が Black & White なので、我々は敢えて白黒といわずに黒白と呼んでいました)で、望遠レンズよりも広角レンズで情報量の多い写真を撮ろうとするなど、写真には一種のこだわりを持っていました。そんな私にとってフォーカスはちょっと特別な存在でした。残念ですがこれも時代の流れなのでしょう。「パパラッチ」は感心しませんが、フォト・ジャーナリズムといったものがなくならないことを願います。