歌の旋律が耳に残ります。ふと気がつくと軽く口ずさんだりしていて、しかしよくよく歌詞を聴いてみると実はえらく重い詞だったりすることもあります。そもそもろくに歌詞も聴き取れない海外の歌でも旋律を覚えて、本来であればその場のTPOに合わない内容の歌を口ずさんでしまうこともあります。旋律の印象はとても強いようで、何回か聴いたCDだと1曲が終わると次の曲が始まる前にその旋律が無意識のうちに頭の中を先取りして鳴り始めます。これは旋律といったものがより記憶に残り易い性質なのでしょうか?恐らくそうではなく、旋律などを記憶する脳の部分の容量が余っていて、その結果鮮明に覚えてしまうのではないでしょうか。だとすると何故その部分の容量が比較的に大きいのでしょうか?かつてヒトはもっとメロディーに富んだ生活をしていたのではないかと私は思います。