最近新幹線で出張することが多かったのですが、車内でPCを使って仕事をするので、電源が無いことに困ってしまいます。結局訪問先でミーティング中に電気を分けてもらったりとか(要は失礼しますと言ってカバンからニョキッとACアダプターの電線を取り出して部屋の隅のコンセントに差して充電したりとか)、必要に迫られると駅の構内などで盗電まがいのことをしてしまうこともあります。アメリカではアムトラックなどでは窓の下に格好悪く一本の長いレールが後付けで付けてあり、それが実はコンセント・レールで、各席の横のところにコンセントの穴が空いていて誰でも使えるようになっています。便利ですね。インターネットというネットワークがくるっと円を描いて初めて完成したネットワークであるように、モバイル環境も電波の部分だけでなく、もっと電源のような足回りも配慮してくれるといいですね。
- 松本 大
- マネックスグループ株式会社 取締役会議長 兼 代表執行役会長、マネックス証券 ファウンダー
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ソロモン・ブラザーズ・アジア証券会社を経て、ゴールドマン・サックス証券会社に勤務。1994年、30歳で当時同社最年少ゼネラル・パートナー(共同経営者)に就任。1999年、ソニー株式会社との共同出資で株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)を設立。2004年にはマネックス・ビーンズ・ホールディングス株式会社(現マネックスグループ株式会社)を設立し、以来2023年6月までCEOを務め、現在代表執行役会長。株式会社東京証券取引所の社外取締役を2008年から2013年まで務めたほか、数社の上場企業の社外取締役を歴任。現在、米マスターカードの社外取締役、Human Rights Watchの国際理事会副会長、国際文化会館の評議員も務める。