最近新幹線で出張することが多かったのですが、車内でPCを使って仕事をするので、電源が無いことに困ってしまいます。結局訪問先でミーティング中に電気を分けてもらったりとか(要は失礼しますと言ってカバンからニョキッとACアダプターの電線を取り出して部屋の隅のコンセントに差して充電したりとか)、必要に迫られると駅の構内などで盗電まがいのことをしてしまうこともあります。アメリカではアムトラックなどでは窓の下に格好悪く一本の長いレールが後付けで付けてあり、それが実はコンセント・レールで、各席の横のところにコンセントの穴が空いていて誰でも使えるようになっています。便利ですね。インターネットというネットワークがくるっと円を描いて初めて完成したネットワークであるように、モバイル環境も電波の部分だけでなく、もっと電源のような足回りも配慮してくれるといいですね。
- 松本 大
- マネックスグループ株式会社 取締役会議長 、マネックス証券 ファウンダー
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ソロモン・ブラザーズ・アジア証券会社を経て、ゴールドマン・サックス証券会社に勤務。1994年、30歳で当時同社最年少ゼネラル・パートナー(共同経営者)に就任。1999年、ソニー株式会社との共同出資で株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)を設立。2004年にはマネックス・ビーンズ・ホールディングス株式会社(現マネックスグループ株式会社)を設立し、以来2023年6月までCEOを務め、その後代表執行役会長。2025年4月より会長(現任)。東京証券取引所の社外取締役を5年間務め、政府のガバナンス改革会議等に参加し、日本の資本市場の改善・改革に積極的に取り組んで来た。ヒューマン・ライツ・ウォッチの副会長を務め、現在は米国マスターカード・インコーポレイテッドの社外取締役。東京大学法学部卒業。