仕事でよく通る道にある、車が4~5台程度しか置けないような小さな駐車場が立派な9階建てのビルになりました。さていったいどんなテナントが入るのかと興味を持ってみているのですが、ビル完成から1年近くテナント募集中のまま、何一つ開業しません。よくよく考えてみればものすごい狭小ビルでビルが建設中から、こんなに狭い土地、どう活用するつもりなのだろうと不思議に思っていました。案の定、というわけです。

東京は常にあちらこちらから工事の音が鳴り響き都市の再開発が絶えないのですが、そのすべてがうまくいっているというわけではないようです。

有名なところでは2023年7月2日に閉館した中野サンプラザ。当初計画では、2029年3月完成・オープンを予定していたようですが、建設費の急騰、人手不足などの影響で再開発計画が白紙となりました。今年4月に示された最新方針では解体着手がなんと2030年度だそうで、しばらくは現存のまま、要するに廃墟のまま放置されるとのこと。あの土地がそんなに長いこと放置されるとはなんともったいない話ですが、コストが見合わないのであれば仕方ありません。

そして、上京したころよく行った西武渋谷店が今年9月末に閉店するそうで、寂しい限り。地権者が再開発を決め、賃貸借契約の終了と明渡しを正式に通知したためで西武側が撤退したのではないようです。松竹、個人などの地権者も複雑に入り組んでいると報じられていますが、さて、再開発はうまくいくでしょうか。

急速に地価が上がり金利が上がり、消費者動向も目まぐるしく変わる中、同じ形態で長く商いを続けるのは難しいことですが、東京を眺めていると再開発を成功させるのもまた、難しいのだと思う次第です。