マネックスは海外のメディアに取り上げられることも多くあるのですが、外国語(母国語でなく、かつその国で暮らしたこともない場合)というのは中々厄介な代物です。私も米系の会社に就職したのが早14年前のことですから、今ではそれなりに英語は使えます。しかし英語で話していると、説明している自分の知識や考え方について、「相手は本当に理解しているのだろうか?」とか、「言いたいことの7割ぐらいしか表現できていない」と思うことがママあります。そこでその懸念を表明すると相手は決まって、「そんなことはない。おまえの英語はとても上手だ。おまえの言いたいことは100%分かるよ。」と言います。私の言い切れなかった30%の部分を相手が演繹してくれたり、或いは少なくともあと30%は表現できていない部分があるのだと認識してくれればいいのですが、私の70%をもって、私の100%だと思われては心外です。私の30%はどこへ行ってしまったのでしょうか?これは大問題です。このような問題が存在することの認識が英語を母国語とする人たちには薄かったり無かったりする場合もありますし、そもそも理解してくれない場合もあります。真のグローバリゼーションにはまだまだ道程は長いのでしょうか。