週末は暖かく、外を歩くのがとても気持ちよかったですが、早くも夏日を記録しています。こうした陽気は本来、素直に楽しみたいものですが、心地よさとして受け止めるだけでは済まなくなってきました。
気候の変化についての報道は今年もすでに多く見られていますが、なんと、米国では国土の6割が何らかの干ばつ状態にあり、4月上旬としては観測開始以来で最悪水準と報じられていました。高温と水不足で山火事の危険も高まっているそうです。
中東情勢の悪化は肥料やエネルギーの供給を揺るがし、世界の食料生産にも不安を広げています。肥料が不足すれば、その影響は次の収穫や食料価格の上昇となって表れてくるでしょう。
この季節での暖かさに違和感を感じにくくなっています。異常が、平常のなかに入り込む。暖かい週末、早すぎる夏日、気候変動、そして多極化する世界。それらを一時的な例外として受け止めるのではなく、新たな平常として、ものの見方や前提そのものを更新する必要があります。
