今、首都高速道路の上からつぶやきを書いています。いわゆる「ごとおび」で渋滞しています。これは商品の納入期限などが、1の桁が0か5の日になっているケースが多いので道が混むのだとよく言います。今は築地の市場にも月に二回ほど平日でも休みの日があって、その日は東京の道はやはり空いているのだという話を聞いたこともありますし、恐らくこの五十日定説は正しいのでしょう。しかし何故このような慣習がなくならないのでしょうか?五十日のことはみんなが知っていることです。しかも大抵の人が渋滞で困った経験がある筈で、もっと意識的に期限をばらさないのは何故でしょうか?道の混み方が平準化されますし、商売上のリスクも分散されるように思えます。こうしてまた私は春日三球のように悩んでしまうのです。
- 松本 大
- マネックスグループ株式会社 取締役会議長 兼 代表執行役会長、マネックス証券 ファウンダー
-
ソロモン・ブラザーズ・アジア証券会社を経て、ゴールドマン・サックス証券会社に勤務。1994年、30歳で当時同社最年少ゼネラル・パートナー(共同経営者)に就任。1999年、ソニー株式会社との共同出資で株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)を設立。2004年にはマネックス・ビーンズ・ホールディングス株式会社(現マネックスグループ株式会社)を設立し、以来2023年6月までCEOを務め、現在代表執行役会長。株式会社東京証券取引所の社外取締役を2008年から2013年まで務めたほか、数社の上場企業の社外取締役を歴任。現在、米マスターカードの社外取締役、Human Rights Watchの国際理事会副会長、国際文化会館の評議員も務める。