市場の期待を大きく上回り増益となった3月決算銘柄は
4月下旬からスタートした3月決算企業の本決算発表も5月中旬に終わりとなりました。その決算発表を振り返ってみると、円安や値上げの浸透、旺盛なインバウンド(訪日外国人)需要などを背景に増益となる企業が目立ちました。そしてそうした銘柄のなかには市場の期待を大きく上回り増益となったものもあります。
そこで今回はTOPIX500採用の3月決算企業のなかから、営業利益がコンセンサス予想を10%以上上回り増益となった銘柄をピックアップしてみました。例えば大阪瓦斯(9532)は米国の出資先のLNGプラントが火災の被害から復旧し、前の期にかさんだ燃料の代替調達費用の負担がなくなったことなどにより2024年3月期の営業利益が前期比で2.9倍となりコンセンサス予想を17%近く上回っています。