・日銀イベントは為替相場を大きく動かす要因になることが多いが、2月8日の日銀内田副総裁の発言も相場を動かすきっかけとなった。ただ、内田副総裁の「(マイナス金利解除後も)どんどん利上げをしていくようなパスは考えにくい」という発言は、BOJウォッチャーの中では常識になっており、金利市場ではすでに織り込まれていたと思われる。
・米ドル/円は148円半ばでサポートされていくかに注目したい。
・米国の金利があまり上がらない場合には米ドル高・円安は行き詰る可能性がある。
・米ドル/円と5年移動平均線の関係などを見ると、米ドルは中長期的には上がりすぎではないか。米ドル高・円安がどんどん進むというのは難しく、米ドルが下がるきっかけを掴めない状況が長引いてるという状況ではないか。