第4四半期の挽回で増益となった3月決算銘柄は
4月下旬からスタートした3月決算企業の本決算発表も5月中旬で終わりとなりました。その決算発表を振り返ってみると、エネルギー価格の高騰や原材料高などの影響で減益となった企業がありました。その一方で円安や経済活動の再開などを追い風に増益を確保した企業が多くみられました。そしてそうした銘柄のなかには第4四半期(1-3月期)の挽回で増益となったものもあります。
そこで今回は第3四半期(10-12月期)まで営業減益が続いたものの、第4四半期が増益に転じたことで通期でも増益となった銘柄をピックアップしてみました。例えばKDDI(9433)は第1四半期(4-6月期)から第3四半期まで前年同期比で小幅な減益が続きましたが、第4四半期が大幅な増益になったことから通期の営業利益も前期比で小幅な増益となっています。