・米国株は10月、3ヶ月ぶりに上昇したものの、機関投資家はいまだネガティブに相場を見ている。ただ、逆張り的な観点で見ると、マーケットにとってはポジティブに解釈してもよい。少なくとも株価はこれ以上下がりにくい環境ではないかと考えられる。

・アメリカ第3四半期の決算発表が行われている中、米国企業業績の見通し(S&P500のEPS成長率予想)を見ると、マーケットは一定の業績の下方修正を織り込んできたのではないかと思われる。先週、若干ではあるが上方修正されたこともあり、「下げ止まった」ことは大切なポイントになる。今週後半に予定されているGAFAM(Google(GOOGL)、Amazon(AMZN)、Facebook=現Meta Platforms(META)、Apple(AAPL)、Microsoft(MSFT))の決算発表にも注目。

・機関投資家によって10月にタックスロスセリングが大規模に行われた可能性があり、それによる大幅な反発もあり得る。

・インフレがいつピークをつけるか、その動向に注意したい。