15ヶ月ぶりに基準線が上向きに変化

5月9日の日経平均は弱々しい動きとなりましたが、4月安値付近から再び500円前後の反発はみられるのでしょうか。4月12日と27日に26,500円を割り込んだ翌日、いずれも500円前後の反発がみられたことで、5月10日も同じような上昇幅で切り返せるか、その動向に注目です(5月9日大引け後に執筆)。

ゴールデンウィークが明け、本格的に5月相場入りとなりました。日経平均の月足の一目均衡表では、5月は15ヶ月ぶりに「基準線」が上向きに変化します。「基準線」とは、直近26ヶ月間の高値と安値の中心価格を毎月つないだ線で、相場の方向性を示すといわれています。一方、直近9ヶ月間の高値と安値の中心価格を毎月つないだ線を「転換線」といいます。

概ね、「転換線」が「基準線」を上回っている状況が強気局面、下回っている状況が弱気局面と判断することができます。最近では、2020年12月から強気局面入りが続いていて、5月には基準線が横ばいから上向きに変わるタイミングとなります。

過去、2005年、2013年、2014年、2017年には、「基準線」が上向きに変わった後、株価上昇に勢いがついた経緯があります。

足元の「基準線」は順調であれば7月に向けて水準を切り上げる可能性が高くなります。5月以降、どこかのタイミングで株価の上昇基調が強くなっていく、そんなことをイメージできそうです。

27,738円処のフシを超えるには

ただし、上述した過去4度のケースは、株価が「転換線」を上回っている状況にありました。今の株価は「転換線」が位置する27,738円処を下回っています。

そのため、「基準線」の上向き効果が出てくるのは、27,738円処のフシを超えなければなりません。そのためには早々に上昇していく必要があり、ゴールデンウィーク明けからこんなに下げている場合ではないのです。

現状の相場の雰囲気や外部環境では到底クリアできないフシのようにも感じますが、クリアするには外部環境がどのような状況になれば良いのでしょうか。月足の一目均衡表では頻繁に表れない強気サインが出ていることも確かであり、考えておく必要はありそうです。