7月下旬からスタートした3月決算企業の第1四半期決算発表も先月中旬には終了しましたが、日本経済新聞の集計によるとこの第1四半期の上場企業の経常利益は前年同期比で16%以上の増益となったとのことです。このように第1四半期は大幅な増益となりましたが、まだ第1四半期ということもあって通期の業績予想を据え置く企業が大半となりました。しかし、通期の業績予想を据え置いた企業のなかには上期の業績予想のみを上方修正したところもみられます。

こうしたなか前回の投資のヒントでは上期予想だけを上方修正した3月決算銘柄を取り上げましたが、今回はそうしたもののなかから通期業績の上振れが期待されている銘柄をピックアップしてみました。例えばぐるなび(2440)では3割余りの上振れが期待されているほか、帝人(3401)や日医工(4541)、神戸製鋼所(5406)、山陽特殊製鋼(5481)でも1割以上の上振れが期待されています。