先月下旬からスタートした3月決算企業の第1四半期決算発表もほぼ終了となりつつありますが、7月中に一足早く決算を発表した銘柄ではアナリストによる業績や目標株価の見直しもある程度進んだと思われます。そこで今回は先月の27日までに決算を発表したTOPIX500採用の3月期決算銘柄を対象に決算後に複数の目標株価の引き上げがみられるもの(足元の株価を上回るもののみ対象)をピックアップしてみました。

そのなかでも目標株価の引き上げが目立つのがアステラス製薬(4503)とアルプス電気(6770)で、アステラス製薬は第1四半期の営業利益が4割を超す大幅増益となったこと、そしてアルプス電気は通期の業績見通しを上方修正したことなどで決算発表後に4社が目標株価を引き上げています。また、オービック(4684)と野村総合研究所(4307)でも3社が目標株価を引き上げています。