9日のOPECプラス会合
原油相場、WTIは8日、大きく上昇した。9日予定のOPECプラスの会合でロシアなどが減産で合意する可能性への期待によるとされた。
WTIは、90日MA(移動平均線)からのかい離率が、依然としてマイナス50%程度で推移するなど、記録的な下がり過ぎが続いている(図表参照)。その意味では、下がり過ぎの修正で上昇しやすいといえるだろう。
【図表】WTIの90日MAからのかい離率(2000年~)
世界的な株安拡大は、3月にOPECプラスが期待された減産合意を見送ったことで原油価格が急落した、「原油ショック」がダメ押し的な役割になった面があった。そういった意味では、原油相場の反発は、株高材料となり、それに連れる形で米ドル/円の反発をサポートする可能性がある。