4月の米ドル/円は?
3月の米ドル/円は、101~111円と、最大値幅は10円以上に急拡大した。これはNYダウが毎日のように1,000ドル前後の騰落を繰り返すといった「異常なボラティリティー(変動率)」の結果ということなのか。
もともと米ドル/円には、長く続いた小動きが一段落した後は、値幅が急拡大する「大相場」が複数ヶ月にわたって続く傾向があった。今回もそうした傾向になるなら、世界的な株暴落といった歴史的なリスクオフとは別に、米ドル/円のボラティリティー上昇は続く可能性がある。
3月ほどではないとしても、4月も米ドル/円が4~5円以上の値幅に拡大するとしてそれが目一杯米ドル安方向なら、足元108円として、103~104円まで続落する可能性があるだろう。逆にボラ上昇が米ドル高方向に集中するなら、昨年来の高値である112円を上回る可能性もありそうだ。