【米国株式市場】ニューヨーク市場

NYダウ: 24207.16  △141.57 (1/16)
NASDAQ: 7034.69  △10.86 (1/16)

1.概況

米国市場は大手金融の市場予想を上回る決算を好感して続伸となりました。ダウ平均は74ドル高でスタートすると一日を通して上げ幅を広げる展開となり、取引終盤には220ドル高余りまで買われる場面もありました。引けにかけてやや上げ幅を縮めたダウ平均は結局141ドル高の24,207ドルで取引を終えています。また、ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数も10ポイント高の7,034ポイントとなっています。

2.経済指標等

12月の米輸出物価指数は前月比0.6%低下し市場予想と一致しました。米輸入物価指数は前月比1.0%低下しましたが市場予想を上回っています。また、米地区連銀経済報告(ベージュブック)で米連邦準備理事会(FRB)は大半の地区で米経済活動が緩やかまたは穏やかなペースで拡大したとしています。

3.業種別動向

業種別S&P500株価指数は全11業種のうち金融や不動産、素材などの6業種が上げ、金融は2%を超える上昇となりました。一方で生活必需品や通信サービス、一般消費財・サービス などの5業種が下げています。

4.個別銘柄動向

決算で1株利益が市場予想を大きく上回ったゴールドマン・サックス(GS)が急伸し9%以上上昇しました。ゴールドマン・サックスはダウ平均構成銘柄で上昇率トップとなり、ダウ平均を1銘柄で120ドル近く押し上げています。同じく決算で1株利益が市場予想を上回ったバンク・オブ・アメリカ(BAC)も7%を超える上昇となりました。航空大手のユナイテッド・コンチネンタル・ホールディングス(UAL)も決算で売上高と1株利益が市場予想を上回ったことで6%以上上げています。一方で通期の1株利益の速報値が市場予想を下回ったフォード・モーター(F)が6%を上回る下落となりました。百貨店のノードストローム(JWN)も通期の1株利益が従来予想の下限にとどまりそうだと発表したことで5%近く下げています。

5.為替・金利等

長期金利は0.01%高い2.72%となりました。ドル円は円安に振れ109円台前半で推移しています。

VIEW POINT: 今日の視点

本日の日本市場は米国株高と円安を受けて上昇してのスタートが予想されます。こうしたなか日経平均が節目の20,500円を超えてどこまで上値を伸ばせるかがポイントとなりそうです。

(マネックス証券 シニア・マーケット・アナリスト 金山 敏之)