食費削減に効果的な1週間の予算管理でやりくり

家計全体の支出が膨らんでしまうメタボ家計。お金を使うことが習慣化され、徐々に膨らんでしまうので、その解消には、意外と時間がかかることが多いものです。

解消に向けて取り組むべきはまず、自分の支出状況を把握すること。どんな家計でも、それがないと改善へ向かうことができません。我が家が何にいくら使っているのか。それを知るためには、1ヶ月、できれば3ヶ月、記録をつけてみることが大切です。

記録をすると、自分のお金の使い方が見えてきますから、「こんなに使っていたの?」と驚く支出もあるかもしれません。その数字を見て感じることが、家計改善につながる一歩です。家計の方向性がはっきりとわかることにもなります。

もしかすると、食費が思っていた以上にかかっていて、「こんなにお金のかかる食事内容だったかな」と振り返ることが出来ればまずはOK。そこから、それでもうちにはそれが必要だと考えるか、金額に見合っていないと思って削減を考えるか。

もし削減を考えるのであれば、買い物をするお店を変える人もいるでしょう。冷蔵庫の中の食材をきれいに使い切る日を設ける人もいるでしょう。そして、割と効果的なのが1週間の予算管理によるやりくりで、それを試す人も増えています。

方法は、お財布に1週間の予算を入れる曜日を決め、翌週の同じ曜日までその金額でやりくりするだけです。翌週、同じ曜日にリセットしてまた予算の金額だけお財布に入れます。

もし余れば貯金をしたり、おやつを買ったりしてもよいですし、足りなくてどこからかお金を都合したのであれば、リセット後はその補填した金額を引いた金額で1週間やりくりします。こうすると、1ヶ月均等に食費が使えるので、食材の準備に慌て、急に大量買いするという偏りがなくなります。

家族でスマホ7台使っても支払いは月1万円程度

食費のほか、ここ数年ではスマホなどの「通信費の多さに驚いた」という人も少なくありません。そういう方は、通信費をあまり重要視していないものです。ただ、SNSをして、メールを受けるためのものであったり、写真を撮るだけであったり。1ヶ月1万円近い使用料を支払う価値を感じていないことが多いのです。

そうであれば、最近は「格安スマホ」に簡単に乗り換えられます。端末代は別ですが、使用料は通話付きで月に1,300円ほどから。パケット量は契約時に選びますが、多くの場合WiFiを利用して、多くかからないようにする工夫ができます。

昔は設定などを自分でしなくてはいけなかったため、難しい印象がありましたが、今では家電量販店のコーナーで乗り換えの手続きも誘導してくれるので、実に簡単です。端末の種類や携帯会社(docomoやauなど)の制限も昔はありましたが、今は比較的、選択の自由度が高くなっています。人気のiPhoneも、Xperiaも大丈夫。

スマホ代がばかばかしいと思うようであれば、ぜひ試してほしいことの1つです。ちなみに我が家は子どもを含めスマホ7台を使用していますが、契約の仕方を工夫して、月に1万円程度の支払いですませています。

SNSしか使わない子どもは「データプラン」で1,200円ほど、電話を多少使う大人は「音声通話プラン」で、1,700円ほど。小さい子については、主契約を親とし、その契約の一部として使わせている(SIMを2枚契約している)ので、月に400円で使っています。

このような感じで、この支出は優先すべきかどうかを考え、そんなに必要ないとか、使い方に見合った料金ではないと感じることがあれば、自分でとことん支出を下げる策を探ってみるとよいでしょう。

メタボ家計において、支出の優先順位をつけ、まずは「自分にとって必要な支出か」「自分の使い方が、支払っている料金に見合っているのか」を考え、掘り下げていけると、少しずつ良い方向へ変わっていくと思いますよ。